Simplified Technical English は、語彙と文体を標準化することで一貫性を高め、曖昧さと複雑さを排除します。 また、英文の品質管理のための客観的な基準も提供します。 Simplified Technical English の仕様は、コアになる辞書と構文ルールで構成されています。 実際の導入時には、コアになる辞書の他に企業固有の技術名詞 (テクニカル ネーム) を追加します。
Simplified Technical English と制限言語の歴史
20 世紀に、簡潔な英語を作成するためのさまざまな試みが行われ、 いくつかの企業や学者たちによって、さまざまな制限言語が作られました。 どの手法も、制限された語彙と限られた数の文法ルールに基づくものでした。 しかし、すべての手法が日々の実務で使用できるわけではなく、中には特定の分野の産業や技術でしか使用できないものもありました。
BASIC English。Charles Kay Ogden は、わかりやすい制限英語を世に送り出そうとした最初の人物です。 1932 年、Ogden は BASIC English (British、American、Scientific、International、Commercial) を発表しました。 Ogden は、単純な文法と記述ルールを用いた体系を作ったのです。 BASIC English には、1 か月で習得できる 850 の単語が含まれていました。 発表直後、BASIC English は Orthological Institute に International Second Language (第 2 の国際語) として認められました。
Caterpillar Fundamental English。 1970 年、Caterpillar 社は Caterpillar Fundamental English (CFE) を開発しました。 CFE には BASIC English との類似点が数多くありましたが、Caterpillar は CFE を使って Caterpillar 社の「テクニカル ライティング」を簡易化した点が異なりました。 その結果、英語を母国語としない世界中のディーラー、機械作業者、運転・操縦者が Caterpillar の技術文書をよく理解できるようになりました。
Caterpillar Technical English。 機械翻訳を促進するための試みの中で、Caterpillar 社はより限定的な制限言語を開発しました。 1990 年代初頭、Catapillar Fundamental English を継承する Caterpillar Technical English (CTE) が発表されました。 これは、他にも制限または簡素化された数多くの言語が生み出された時期でした。 たとえば、Hyster、Eastman/Kodak、Ericsson、Digital、Xerox、IBM および Scania などの企業は、どこも英語や他の言語をある程度標準化しようとしていました。
ILSAM。 E.N. White は、Caterpillar Fundamental English をモデルとした、点検および保守・整備のための制限言語を開発しました。一貫した語彙の使用を特徴とする International Language for Service and Maintenance (ILSAM) です。
ASD Simplified Technical English - ASD-STE100、(旧 AECMA Simplified English)。 わかりやすい言語を必要としていたもう 1 つの産業は航空宇宙業界で、特に保守・整備の文書のための明瞭な言語を求められていました。 航空宇宙および防衛産業で使われる保守・整備の文書に制限言語を開発しようとする AECMA (European Association for Aerospace Industries: ヨーロッパ航空宇宙産業協会) および AIA (Aerospace Industries Association of America: アメリカ航空宇宙産業協会) の努力の結果、ASD Simplified Technical English が生まれました。 1986 年、『AECMA Simplified Technical English、PSC-85-16598、A Guide for the Preparation of Aircraft Maintenance Documentation in the International Aerospace Maintenance Language (国際的な航空宇宙保守・整備言語による航空機保守・整備ドキュメントの準備ガイド)』が初めて発行されました。ASD Simplified Technical English は、明確な文法と構文ルールおよび語彙の制限が特徴です。 今日、この規格の管理は、ASD と AIA の会員が行っています。会員企業には ブリティッシュ エアロスペース、エアバス、アエルマッキ、ボーイング、ロッキード マーチン、ロールスロイス、EADS、ダッソー、サーブ、エアロシステムズなどがあります。2004 年、AECMA は、EDIG (European Defense Industries Group: ヨーロッパ防衛産業グループ) および EUROSPACE (Association of the European Space Industry: ヨーロッパ宇宙産業協会) と合併して、ASD (the Aeropace and Defense Industries Association of Europe: ヨーロッパ航空宇宙・防衛産業協会) を設立しました。その結果、 AECMA Simplified English は、ASD Simplified Technical English に改称され、公認仕様 ASD-STE100 になりました。
他の産業の参画
当初 ASD Simplified Technical English は航空宇宙関連産業の保守・整備文書のためのものでしたが、他の産業にも優れたベースとして適用できることが分かってきました。 医療、石油、保険、自動車、コンピュータといった航空宇宙以外のいくつかの産業においても、制限言語の使用からメリットが生まれています。 これにより、他のさまざまな制限言語の開発でも ASD Simplified Technical English がベースとして使われるようになりました。
Tedopres と Simplified Technical English
Tedopres は、1990 年代初頭より Simplified Technical English に取り組んできました。今日、Tedopres は、ASD Simplified Technical English の原則をすべての分野の産業に適用できるようにし、当社の Simplified Technical English ソフトウェア チェッカー ツールの HyperSTE を含む完全な導入サービスを提供しています。 詳細については、お問合わせください。
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